歴史大河4時間スペシャル
昨夜、夢中になって見てしまいました。
日テレの『歴史大河4時間スペシャル』
第1部が「古代エジプト三大ミステリー 第2弾 -天才考古学者ザヒ博士の新発見-」、第2部が「女たちの中国 第2弾 -李香蘭、そして激動の歴史を生きた女たち-」です。
第1部は、合わせて書きたいこともあり、長くなりそうなので明日にでも。
第2部は、日本人ながら“李香蘭”という中国名を名乗り、上海で女優・歌手として活躍した山口淑子、逆に中国人(愛新覚羅の血を引く清朝の王女)でありながら日本側のスパイとなった川島芳子、日中のハーフで川島とは逆に中国側のスパイとなった鄭蘋茹(テンピンルー)、そして愛新覚羅(あいしんかくら)へ政略結婚として嫁いだ日本の皇室出身の愛新覚羅浩(あいしんかくらひろ)という4人の女性のドキュメント。
あらすじは、同番組のサイトをご参照いただきたいのですが、少し感想を述べたいと思います。
舞台は、第2次世界大戦直前の中国上海。それぞれの女性たちは、国と国とのぶつかり合いのなか、その悲しい歴史の渦に巻き込まれ、若き人生を翻弄されてしまいます。登場した女性たちが辿ったその数奇な運命。その背景にあった歴史の持つ意味を深く考えさせられました。
番組の終わりの方でゲストの小泉幸太郎さんも言ってましたが、時間の限られた歴史の授業では、何年に何があったという程度しかわかりません。しかし、そのとき何が起こったのか、どのような背景があったのか、という事を深く学ぶ(特に近代~現代史)機会を持たなければないのでは。
また、出演者から「今は、当時と違い平和な良い時代になった」との声も。
しかし、メインMCを務めた黒柳徹子さんも言ってました。まだ今でも世界中のどこかで、悲惨な戦争に巻き込まれ、苦しんでいる子供達が大勢います。それを忘れてはいけませんと。
そう、いまだに人種・宗教・領土・経済等々をめぐっていがみ合う国々、人々がいる。その中で犠牲になる掛け替えのない人間の幸せ・生命がある。
上述のギャップを埋めるには、非常に高い壁を超えなければならないでしょう。でも信じたいです。いつの日かそれぞれの立場の人々が、互いの違いを認め合い、平和に暮らせる世界がくることを。
追伸・・・
そんなことを思うときに聴きたくなる曲があります。ルイ・アームストロング「この素晴らしい世界」です。この曲は、作者であるG・ダグラスという方が、“ベトナム戦争を嘆いて、平和な世界を夢見て書いた”(Wikipediaより引用)ということです。
« 省エネ作戦、結果も省エネ。。。 | トップページ | また地震・・・ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 新しい年を迎えたと思ったら・・・(2019.01.12)
- 2018年大晦日(2018.12.31)
- 初積雪(2018.12.09)
- 秋のなごり(2018.11.18)
- 梅雨 2018.03.20(2018.06.20)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96019/41935362
この記事へのトラックバック一覧です: 歴史大河4時間スペシャル:
「この素晴らしき世界」
重厚な歌唱が私も好きな曲です。
昭和好きの私はぜひともじっくり第2部を見たいと思ったのですが、不覚にもテレビをつけたまま寝てしまいました。どうも最近はダメです。
しっかりしないと・・・
チャトラさんは最近いかがですか?
投稿: ぐろーぶ | 2008/07/23 23:30
>ぐろーぶさん
お久しぶりです。
サッチモ。けっして天使の歌声・・・じゃないのに、
なんであんなに泣かせるのでしょうか。
・・・というか、
詩もメロディーも本当に素晴らしいです。
歴史大河、録画しておけばよかったと後悔してます。
だれか録画していると良いんですが。
私も夏バテ気味ですが・・・大丈夫です(^^)
ぐろーぶさんは、オーバーワークじゃないですか?
くれぐれもご自愛くださいね。
投稿: チャトラ | 2008/07/24 17:58